トランクルームのレンタルブル比とは?
トランクルーム投資を検討すると、必ず出てくる言葉にレンタブル比があります。
初めて聞いた方は、一体なんだ?と思われると思います。
この言葉を知っていると、少し業界人間に近づきます(笑)
今回は、このレンタブル比の説明とその基準値を詳しくお伝えします。
レンタルブル比はトランクルーム投資で重要です
トランクルーム投資のレンタブル比は、簡単に言うと総床面積に対しての、トランクルームの総床面積の比率になります。
簡単に言えば、売上が上がる面積は全体の何%なのかという数値です。
これがでないとトランクルームの総売上も出ません。
計算方法
計算はとても簡単です。一度聞けばすぐに計算できます。
トランクルーム総床面積➗総床面積✖️100=レンタブル比(%)
- 総床面積100坪の店舗で、トランクルームの総床面積が60坪場合
- 60➗100✖️100=60%(レンタブル比)
この物件のレンタブル比は60%になります。
トランクルーム投資のレンタブル比の基準
大半のケースは、今まで店舗や事務所で使っていたスペースをトランクルームにする場合です。
このような場合は、その物件ごとでレンタブル比は変わります。
ですから、ただ単に総床面積×60%で統一して概算を出すと後で問題になります。
比率を高めるには
レンタブル比を高めには、トランクルームの一部屋あたりの面積を大きく取れば、レンタブル比はあがります。
逆に小さく刻めば、レンタブル比は下がります。この法則は頭に入れておいてください。
ただ割りつければいいわけではない
机上論だけで判断するなら、すべて大きい部屋にすれば、飛躍的にレンタブル比を上げることができます。
しかり、これはとても危険でです。
そのエリアでニーズがあれば別ですが、近隣のニーズを無視したレイアウトでは稼働率があがりません。
市場調査をして、適切なサイズを調べましょう
事前に物件周辺の市場調査をお勧めします。競合他社調査はもちろん、人口や世帯数や年収別。
これらの複数のデータを活用して、最終的に部屋割りを検討していきます。
トランクルーム経営の中で、この作業はかなり重要度の高いものです。
あとで後悔しないように、しっかり時間をかけて考えましょう。
トランクルーム投資のレンタブル比基準値について
実際基準値はどのくらいになるのでしょうか?
下記の数値を基準に物件のレイアウトを検討します。
- 50%以下
- かなり低い率です。もう一度検討しましょう。
- 51%から54%
- まだ低い率です。ただし、家賃比率が低ければ運営できるレベルです。
- 55%から59%
- 理想のレンタブル比です。
- 60%以上
- 高いレンタブル比です。全体的に大きくしすぎてないか再度見直しましょう。
家賃との関係性
レンタブル比と家賃比率はとても大切です。二つの数値をみて物件を調査しましょう。
レンタブル比が低くても、家賃比率も低ければ問題ありません。
理想はレンタブル比は高く、家賃比率は低くになります。